ノクターンノベルズ作品とセクシー女優・夏目響さんをおすすめするよ #とらののおすすめ 【R18】

投稿サイト「ノクターンノベルズ」のおすすめ作品と、セクシー女優・夏目響さんを紹介します。

何を撮りたいのか?藤里一郎×夏目響 写真展「OneDay」三たび

三たび、新宿の北村写真機店へ。

 

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このビル、写真機店だけに、カメラの販売はもちろん、スターバックスあり、ブックライブラリーという写真関連の図書が並ぶスペースあり、とにかく居心地がいいです。
 

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階段にはプロジェクターがあり、館内情報の告知もばっちり。
北村写真機店に感謝しつつ、いざ写真展へ。

写真展 OneDay

6階のイベントスパースでは、藤里一郎×夏目響写真展 OneDayを開催中。11月17日までなので残りわずかです。
 
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撮影した藤里一郎さんやお弟子さんたち(研究生や生徒など)が在廊していて、いろんな話が聞けるのも楽しいところ。
今日は撮影現場についてうかがえました(聞いた話をいろいろ頭のなかでこねくりまわしているので、間違っていたり誤解されるようであれば、ぼくの責任です)
 
この日、ぼくが藤里さんに伝えた感想は…

正面から撮影した夏目響さんが会場内に10数枚あるのに、すべて別の夏目響さんですね。

会場入り口、外向けの表情をしていた響さんが、会場奥に向かうにつれて、無邪気に笑ったり、艶っぽい視線を向けてきたり、おだやかに微笑んだり…。
まるで何人もの響さんがいるように見えます。
 
何が違うのか、最初は唇の厚みに注目してみました。
笑うと口元は左右から引っ張られるので、唇は薄くなります。
しかし微笑んでいても唇が薄いときがあるのです。
百面相という言葉がありますが、ひとの顔ってどれだけ多彩なのか、ただ驚きます(ただ響さんに見とれただけともいいます)。
 
藤里さんは撮影について話してくれました。

OneDayは3時間程度の撮影で、ほとんど会話していないんですよ。

ぼくはてっきりグラビア撮影のように
「いいよ、いいよ、響ちゃん、そこでもっと身体を反らせて!女豹みたいに!」
と声をかけつつ、パシャパシャ撮っているシーンを想像してました。
それぞれの被写体が持っている得意なポーズを、より美しく撮るための撮影です。
 
あるいはCMやテレビドラマの撮影のようにカットが決まっていて
「はい、シーン14ベッドで女豹のように横たわる姿、撮ります。スタート!」
なんてスタイルでストーリー性を作っていくのかも、とも。
 
どちらでもないというのです!
被写体の響さんは何を考えているのでしょうか。
自分はどう撮られたいか、写真家はどう撮りたいのか、考え続けながら撮影されているとすれば、肉体労働だけでなく、とんでもない頭脳労働です。
 
もちろん前提には、藤里さんと響さんの間に、それぞれのプロフェッショナルとしての信頼関係があるから成立するコラボレーションなのでしょう。
というわけで写真展 OneDay は必見です!
 

ポートレートだけでなくスナップも撮ったほうがいいです。ただし撮りたいものによりますけど。

実は、ぼくはカメラ購入で迷ってまして…。
FUJIFILMのカメラに決めてはいるものの、意外に機種がたくさんあって、何が何だかわからなくまってまして。スペックに振り回されてます(笑)。
で、何を撮りたいのか?って問いがでてきたのでしょう。
 
ポートレートでバシッと決まった絵を撮るのもあり、相手との関係性を撮るのもあり。
もし後者であるなら、スナップで街の風景をどう切り取るか、撮影するといいと。
 
人を撮るならそのひとの内面まで、百面相のような心のひだまで撮ってみてはどう?
という藤里さんの危険な誘い文句と、ぼくは解釈しました(笑)
 
いつまでもカメラ選びに迷ってないで、とっとと買ってどんどん撮ってみなさい!と。
 

ぼかすとき、瞳にピントを合わせるってセオリー。誰が決めたのでしょう?

展覧会にきたかたとお弟子さんの会話から。
お客さん「ぼかすときは瞳にピントをあわせるって…」
お弟子さん「セオリーですよね。でもそれって誰が決めたんですかね?」
 
OneDayの写真はさまざまなぼかしかたがあります。
また切り取ったような撮りかたもあります。
 
前回の話とも関係します。
 
どう切り取っても、どうぼかしても、被写体が被写体であるように撮る、とでもいいましょうか。
もしかしたら唇だけで、そのひととわかる被写体もいるかもしれません。
 
そのラインを見極めるのはカメラマンに委ねられている「責任」みたいなものかも。
そう思って作品を見直すと、また楽しみが広がりました。
 
というのも、最近足を運んだ写真展は、二つのパターンに分かれていました。
撮り方やポーズ、表情は変わっているものの、被写体はそのひと一人とわかる写真展。
一方、撮り方やポーズ、表情の変化が多様で、在廊していた写真家のかたに言われるまで、被写体が一人とわからない写真展。
どちらがいいとか悪いとかはありません。
 
やっぱり何を撮りたいのか?って問いに戻るんです。
 
まとまりはありませんが、このあたりで失礼します。
OneDayは11月17日(水)まで。なお最終日の17日は17時までなのでご注意を。