ノクターンノベルズの利用規約と各種マニュアルを読む(感想再開計画Vol.1)
ノクターンノベルズへの感想を休止しています。
おかげで気づきました。
読んだ作品に感想を書かないのは、ぼくにとっては苦行です(変態か…)。
調べたところ、8月20日から12月1日の約100日間で、1,010件の感想を書いていました。「感想体質」になったのだと思います。
加えて、以前、休止したあとの再開についてアンケートを行い、多くの書き手さんからヒントをいただいているのです。
こんな記事を書いておきながら、ぼくが感想を再開しないわけにはいきません。
ただ再開しても面白くないので、ほかの方法も模索中です。
ヒントのひとつ「休止を次の作品に向けてのインプットに使う」を参考にします。
まず、ノクターンノベルズの利用規約と各種マニュアルを読み直します。
法律はあまり詳しくないのですが、自分の言葉に書き換えてみます(間違っていたら教えてください)。
特に、感想に注目します。
ぼくは作品のよい点に注目して感想を書くつもりでいますが、登場人物に感情移入して「それはないだろう」的なことも書いてしまうからです。
感想でしばしば見かける厳しい記述はどこまで許されるのでしょうか。
ノクターンノベルズの利用規約(2020年12月3日時点)
まず、ノクターンノベルズの利用規約は、小説家になろうの利用規約と共通です(一部わいせつについての事項などは除きます)
以下、気になる条文を取り上げます。
第6条「通信の秘密」
ユーザーの通信は守ります。でも、警察への捜査協力など、その義務を負わない場合がいくつかあります。
(通信とはノクターンノベルズのサーバに記録したデータ全体を指すのではないでしょうか)
第9条「退会」
利用規約に違反したら強制退会になります。
第13条「ユーザの責任」
3項:名誉棄損したら、利用者の責任と費用で解決してください。
第14条「禁止事項」
違反したら強制退会などの対応をします。
3項:誹謗中傷や名誉棄損
11項:投稿しちゃいけないもの
(ア)投稿されているテキスト等の情報を誹謗中傷する内容の情報。
(わかりづらいのですが、感想に該当する箇所かも)
第17条「 テキスト等の情報に関する権利」
投稿したテキストでトラブルが起きたら、利用者の責任と費用で解決してください。
第19条「免責事項」
1項:利用者間でトラブルが発生したら、利用者同士で解決してください。
3項:投稿内容の監視・保存の義務はありません。
5項:利用規約違反による強制退会で損害が発生しても、(なろう側に)責任はありません。
8項:テキスト等の情報を第三者に提供する場合があります。
(3)裁判所や警察から正式に照会された場合
(4)利用規約への違反およびその恐れがある場合
第22条「本利用規約又はその他の利用規約等違反行為等への対処」
2項:利用規約違反者に対して強制退会のほか、複数の対処方法があります。
(いきなり強制退会になる前に警告を送るなど、対処には段階があると解釈できます)
各種マニュアル(2020年12月3日時点)
感想を書く際の禁止事項
■意味を為さない日本語
■作者に対する誹謗中傷
■催促して作者を追い詰めるような行為
■評価・感想依頼
(利用規約では誹謗中傷の対象を「当グループもしくは他者」としています)
禁止事項
1.特定の団体、個人に対する誹謗中傷
利用規約と各種マニュアルから「誹謗中傷」について考えます。
誹謗中傷とは?
利用規約の第2条「定義」に誹謗中傷の説明がありません。
一般的な言葉であり、利用者の常識(良識?)に委ねられていると思います。
誹謗中傷について調べてみると
一般的に、「他人を悪く言うこと、根拠のないことを言い触らして名誉を傷つけること」として定義される。「悪口」と同義語でもあるという。
と根拠の有無がポイントになりそうです。
ぼくが感想を書くうえで、特に参考にしたいと思ったのがここです。
何かを書き込む前に、「その言葉は人格に対してか、行動に対してか。相手にとってマイナスになっていないか」といった観点で考え直すことも大切だ。
ノクターンノベルズに置き換えると、
人格=作者に対してか、行動=作品に対してか
になるのでしょうか。
「登場人物Aは常識がない」と書くと後者になって、「常識がない」と書くと「作者の常識」とも解釈できるので前者になるかもしれません。
もうひとつの
相手にとってマイナスになっていないか
はちょっと難しいです。
ぼくは昨今のハラスメントの企業研修で聴いた「受け手による」と思っていました。
もちろん誹謗中傷とハラスメントは別ものです。
ですが、アメリカでは長年の議論のうえ、「リーズナブルパーソン」という考えかたがでているようです。
ハラスメント問題について「平均的な労働者がどう思うか」で判断する
ノクターンノベルズを会社だと考えたら、社員である利用者の平均的な基準で判断するとなります。
脱線してすみません。
自分はどうするか
感想を書く相手が自分の大切なひとでも投稿できるか、と考えてみようと思います。
引き続き、感想再開に向けてインプットを続けます。